AI(人工知能)がEC(オンラインショップ)を劇的に変える理由

アメリカのビジネス 各業界のAI活用

AIのEC業界(ネットショップ・オンラインサービス)は相性がいい。
それはEC業界は学習可能なデジタルデータが
元から用意されているからだ。
これからもっともっと小売・流通など従来の業種に対して
このオンラインショップのプレゼンスは劇的に高まるだろう。

ここ数カ月ほどはAIとの相性の良さに期待し
自分独自に調べた業界事情・事例なども踏まえて説明していく。

ー AIが9割の精度でユーザー離脱率を予測/コストを85%軽減 ー

Reproというアプリマーケティング支援ツール提供を行っている
会社の事例だ。[1]

要するに何をしたかというと
まず、少年ジャンプのアプリの離脱しやすいユーザーをAIで予測する。
そして離脱しやすいユーザーをクーポン・メッセージなどで引き止める。

このことで新しくユーザーを集めるコストを抑えられるとともに
本来、アプリをやめていたユーザーから売上を得ることができる
という一石二鳥の対策である。

実はこのようなことは何年も前から行われてきたし
データ分析やAIに関わるものからするとほぼ定番の手法でもあり
とても幅広くこのやり方は通用する。

オンラインサービスであれば顧客の行動を
いつ、どこに訪問したかというものから
カーソルの位置履歴なども含めて
デジタルデータとして詳細に残せるので
分析の可能性はかなり大きいものになる。

そして、この事例が意味するところは
パーソナライズされた顧客対応が当たり前になる
ということでもある。

そもそも従来の小売など販売のやり方は
一括して宣伝する、同じ値段で売るという
誰に対しても同じ売り方をするものだ。
マンガの例であれば
50代のおじさんにも10代の学生にも
同じマンガをオススメしたり
値段も同じように売ろうとしていることになる。

でもAIやソフトで自動化した場合には
50代のおじさんにはシリアスなドラマ風のマンガを
10代の学生には少年が好きそうなマンガをレコメンドできるし
何なら実は20代女性には〜といった雰囲気のマンガが好まれているという
既成概念からは予想できないこともデータとして捉えることができる。

このようにデジタル業界であればAI(人工知能≒機械学習)によって
最適なマーケティングや未来予測が可能
になるのである。

ー Amazonはツール開発でもすごい、どんどん強くなるパワー ー

EC業界関係者に「ECで欲しいツールありますか?」と聞くと
「Amazonにもうある」という回答が多かったり
ここ数年でさらにAmazonがパワーを強めている
一極集中になりつつあるという話しもよく聞く。

ユーザーとしてもAmazonの便利さは肌で感じるが
レコメンドツールなどAI(≒機械学習)活用においても
その精度はかなりの高さを感じる。

まずAmazonの膨大なデータ量には
他の業者では太刀打ちできない。
また、データセンターなどコンピュータのリソースも豊富で
データサイエンティストも多く集めていると聞く。

通販には関係ないAIのサービスもニュースリリースで
Amazonはちらほら目にすることがあり
これからもっとプレゼンスを増していくだろう。

Amazonのすごいところは2000年のはじめから
科学的なデータ活用を意識した取り組みをしていたことだ。
これが現在の地位を築いているのかもしれない。
2002年の時点で500項目の個人的属性を集めることを目標にして
「商品の届け先住所から
一番近い書店あるいはショッピングセンターとの距離によって、
顧客がアマゾンで買い物をする頻度や購入金額は変わるだろうか」[2]
といったことについて検証していたというから驚きだ。

ネットビジネスではAmazonのような1位、2位の企業が
ほぼ大きなシェアを持ってってしまうことも多いため
データ面ではその企業でしかできないことが生まれることになる。

その大きな企業が寡占する流れに逆らえない場合には
あなたやあなたの企業がどのポジションを取るのか
独自性で戦うのか、くっつくようにしてついていくか
他の分野で勝負するか、選択肢はあると思う。

いつも変化に機敏であれば準備することは十分可能だ。

参考文献:

[1]https://japan.cnet.com/

[2]https://toyokeizai.net

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