AI(人工知能)等で49%の仕事が自動化可能説が現実的と思う理由 (エンジニア目線から)

AIについて思うこと 業務自動化

ー コンピュータの人件費に比べた安すぎるコストとクラウドで一元管理する効率の良さ ー

まず以って、機械の有利さはそのコストにある。
100万円のロボットを買っても2年間24時間稼働させれば
時給は60円ほどになる。発展途上国でもこの時給で働く人が見つからない国は多いだろう。

次にクラウドで一元管理する効率の良さがある。
事務作業の場合、一人の事務員があれこれ慣れない作業を
時間をかけてやるよりは、WEBクラウド上で専任者にアウトソーシングするか
ものによってはAI等システムで自動化してクラウド上にデータを入れるだけで
瞬時に終わるものもあるだろう。

以上の理由でコンピュータでの自動化にビジネスの力がかかると思う。

では上のAIシステムで自動化ってどのくらいできるのか?
という話しになるが技術的にエラーを完全にゼロにすることは困難だが
「人間より正確」という視点では実現可能性が高いと思う。

ここらへんは何の作業の自動化を試みるかによって
技術的な事情はかなり違ってくるので個別の記事で触れたい。

このような仕事の自動化において注意が必要なのは
「今ある職業が機械によって置き換わる」のではなく
「別のサービスによってその職業が必要なくなる」可能性の方が高い
と私は考えている。

例えば小売業の自動化の可能性を考えるとき
ペッパーみたいなロボットを置いて接客をやらせよう、と考えるのはそこまで賢いやり方とは思えない。
それに対して今、既に起こったようにAmazonなどネット通販が「モノを買う」ということを
新しいプロセスに変えたことで、そもそも接客が必要のない仕組みができたことは事実だと思う。

こんなふうに仕組みごと便利なサービスの登場が
仕事の在り方を変えていくのだろうと考える。
ITサービスがAmazon, メルカリ, LINEなどをはじめとして
加速度的に成長しているのは知っての通りである。

ー AIに限定した自動化はITサービスの一部からはじまり、次の技術ブレイクスルーで劇的に変わる ー

AI(人工知能≒機械学習)周辺技術がもたらす自動化に着目すると
まずはITサービスの一部として機能するケースからはじまるパターンも多くなると思う。

すでにメルカリなどのサービスで売りに出した品物の鑑定を
AIなどで機械的に行おうという試みも例に上げられるし
クラウドで一元的にデジタルデータを集められるITサービスは
やはりAIやビッグデータ分析技術との相性はかなり良い。

AI技術に限ってその実用性を語るなら
次の技術の革新=ブレイクスルーでだいぶ大きく変わると見ている。

現状のAI技術の壁は言語処理能力=「言葉を理解する力」が不十分なケースも多く
チャットボットなどでもチグハグな回答をしてしまう可能性や
ビジネス文書を読ませてもそのままの意味理解して人間のように処理することは厳しいのが現状だ。

ここを解決する技術が体感では遅くとも20年
早ければ7年以内くらいには登場しそうな気はするが完全な予想となってしまう上
技術的な詳しい説明をしないと、なぜそうなるのかを明らかにできないため
あくまでこう予想してます、という一つの所感として受け取っておいてほしい。

上での10〜20年で現状の49%の仕事が代替することに関して
要となる言語処理技術の進歩が遅くとも
そのくらいの時期には大きくブレイクスルーを起こしそう
というのが自分の主張である。

ー 自動化は社会の幸せに繋がると信じている ー

まずはあなたの仕事が奪われる可能性について心配はあると思う。
私の属するIT業界では昨日の勝者が明日の敗者になるような
動きの速い業界で革新的なソフト・サービスで一気に業界構図が変わることもよくあるため
その緊張感は私自身もある。

しかし、私はAI/IT/コンピュータが社会全体の幸せに繋がると信じている。
まず、こう考えてほしい。

仕事が自動化される、ということは働かなくてもいいという意味でもある。
ではお金はどうするのか、持論ではやはりベーシックインカムが現実的と思う。
衣食住と通信などのインフラがすべて機械化できれば
働かなくてもいい社会はやってくると思うし
働きたい人は働ける世の中が来ると思う。

私はロボットを使った工場のライン設計の仕事を行っていた時期があるが
工員の中には本当に一つの部品をずっと見続けるような仕事を
毎日行っている人もいたようである。

その人が仕事を楽しいと思っているかは別問題かもしれないが
望まない仕事を毎日している人もたくさんいると思うし
そういった人こそ機械化によって解放されるべき
と思う。

また、日本はじめ諸国を襲う高齢化によっても人材不足は
深刻になっていくためこの観点からもやはり機械化は必要となる。

参考文献:

[1]https://www.nri.com/

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