AI(人工知能)によって会計士・税理士などの経理業務は自動化できるか?〜自動化コスト削減について〜

各業界のAI活用 業務自動化

ー AIは士業業務に適用しやすい ー

その理由として基本的に定型業務多い点と
業務のやり方が短期間、例えば数年などで激変しない点が上げられる。
弁護士などでは法律が変わったりや新しい判例が出てくればもちろん
それは業務に反映させなければならない面もあるだろうが
土台となる法律の大筋は変わるものではないはずだ。

会計士などであればもちろん毎年作る決算書類などの作成方法が
激変することはないだろうし税率の変更もソフトでは
変数としてチェックさせればいいだけなので
むしろ機械の方が間違えにくいという捉え方もできる。

数年で内容が変更しない、これはAIにとって
学習データを集めるのに好都合と言える。
年々データが溜まっていってその正確さを増すことができるということになる。

また、士業業務とAI(人工知能≒機械学習)が相性が良い理由として
言葉の定義が厳密なこと
がある。
例えばLINEのメッセージで「そー、なんていうかぁ〜」という文章と
「〜と〜は○年間の契約を締結する」といった契約書では
やはりしっかりした定義が必要な正式文章の方が
機械からすると意味を捉えやすい。

ー AI(人工知能≒機械学習)は会計業務を行えるか?→技術的にはほぼできるが、データの持ち方に課題 ー

もしも会計データがすべて正確にデジタル化された状態であれば
それを分類したり帳簿を付けたりするのは技術的には可能な感覚がある。
クラウド会計ソフトとかでは既に実現されているのでは、とも思うくらいの肌感だ。

しかし、問題なのはやはり紙媒体とデータの形式の統一だと思う。
紙になっている請求書・領収書はそれをスキャンして内容が何かわざわざ解析して
その上でデジタルデータにしないと分析できないし
仮に電子データでも請求書で金額や名目の書いてある位置なんかはバラバラなので
そこも正確にデータにするのに一つ壁がある。

とはいってもここらへんの紙を読み取る技術自体もAIによってかなり進歩している分野なので
そう遠くない未来に難なく人間より正確にデータ化できる日が来ると感じているし
もしかすると一つの代表的なITプラットフォーム上がスタンダードになって
統一されたデジタル形式で
請求や契約を行う日も来るかもしれない。

そういうわけですぐに全部自動化!とはならないが徐々に変化は起きると思う。

もうひとつ機械化が難しそうな分野は書類作成だ。
意味を理解しながら文章を作ることは現状のAIでは難しいから
だ。
もちろん定型的に名前と項目を入れればいいものは
単純なソフトでできるでしょう。現にMisocaとかのサービスで請求書など自動作成できるわけだし。
会計分野で言えば例えば役所に事業内容の説明文などを書くことは
近い未来ではそれっぽいものは書けるが、最後の修正は人間が必要、という補助する形に落ち着くと思う。

ー 士業関係のITサービス続々と今、成長期 ー

AI(人工知能≒機械学習)はデジタルデータがあってはじめて活用できるものなので
その前段階であるデジタル化・クラウド化サービスが今まさに普及しつつある成長期だと思う。
misoca, smart HR, toreru(=特許申請サービス)など
請求書、労務申請などが
慣れない人もいるであろう
事務の人がバラバラに調べながらやるより
そりゃクラウドでソフトで自動化しながら足りない部分は
専門の人が次々にこなす方が速いのはあるだろう。
本当にAIだったりデータ分析が効いてくるのは
こういったサービスの普及後かもしれない。

ー 会計士は経営分析・支援の役割が強くなると予想 ー

クラウド会計ソフトが日本より何年か前に普及していたアメリカでは
会計士はただ帳簿や書類作成を行うのではなく
コンサルティング的に会計の観点から見た
ビジネス全体の経営分析・相談を行う立場に変化している
という記事をどこかで見たことがある。
ソフトの発達から逆算して
経営により深く関わるなどよりクリエイティブな役割に変化するとは直感できる。

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