AI(人工知能≒機械学習)で世の中がまだ激変してない理由

AIについて思うこと 各業界のAI活用

この記事ではエンジニア兼経営者の視点から
なぜ、いきなり仕事やサービスがAIに置き換わらないのかという理由と
AIによる社会変革がどの段階にあるかについて語りたい。

AIで激変していない理由として大きく2つあると考える。
1.世の中アナログすぎて学習データがない
2.インターネットもそうだったようにテクノロジーの浸透には時間がかかる
順に説明していく。

ー 世の中アナログすぎて学習データが少ない ー

特に老舗企業では現在も紙で予定や帳簿管理していることも
まだ少なくないと思う。
AIは学習データの量があってはじめて精度の十分な予測が可能になるのだが
この場合、そもそも紙で管理していてデジタルデータになっていないか
もしくはその紙すら後には残っていないこともある。

最近、ある旅館がシステム導入する際、過去の紙で管理していた
顧客データは入力を諦め、今後のデータをソフトで収集することにした、とあったが
その決断はひとつの良い選択肢だと感じる一方
やはり何年分もすぐに活かせる財産となるデータが使えたはずなのに
破棄してしまうのはもったいないと感じる。

一方、デジタルな業界はどうか、というとAIの恩恵を十二分に受けている。
例えばアドテクノロジー業界。
佐藤裕介氏のこの記事[1]によれば
ディープラーニングの技術によって格段に
クリック率などKPIの予測精度が上がったとある。

アドネットワークで繋がれて
ネット上の行動が
「何に興味があるか」「いつクリックしたか」
などの膨大なデータがまとまっている状態では
おそらく人力で把握して思考することは困難であるのに対して
コンピュータであれば、ほぼ余すことなく有効に学習できる。

このことから予想されることは
アナログな広告であるチラシや訪問販売といった
旧来のフローがAI化されるのではなく
デジタルなネット広告が
AI学習の効果も取り入れ圧倒的な効果を発揮し
フローを代替するはず
であろうことである。

ー インターネットもそうだったようにテクノロジーの浸透には時間がかかる ー

現在までインターネットサービスの提供企業(GAFAなど)は好調も好調で
時価総額では上位を占める様子だが
ネットバブルの2000年からそれが一度崩壊するなど
黎明期にはかなり混沌としていて淘汰された企業も多かったという事実もある。

まずネットに関するインフラが整っていなかったといった技術的な問題も
大きいと思うが何よりも
多くの人は特に2000年頃の段階で
「インターネットビジネスがここまで大きくなると思っていなかった」

というのが事実だと思う。

記憶が正しければ2000年代初旬に
たしかサイバーエージェントの社長だったと思うが
書籍のインタビューか何かで
「ネットビジネスは飽和していると思っている人も多いが
まだまだ断然余地がある」といった主旨のことを
述べていたはず。

たしかにその段階でgoogleはあったし
日本もいくつかの巨大ネットベンチャーが勢いがあったが
実際にはそのあとスマホの出現や
LINE、whatsapp、最近ならメルカリなど
2010年以後も多くのサービスが誕生した。

平然と「オンラインニュースが新聞に勝てるわけがない」
といっていた新聞社などもあった。

だが実際には現在進行形で
インターネットビジネスが席巻しているのが現状である。

つまり、合理的であると頭でわかっていても
感覚として受け入れて、かつ行動に移すのは難しいし
新しいテクノロジーの産物であれば
想像することすらできない可能性があるということである。

よってもちろんAIテクノロジーがこれからどうなるか
私も正確に断言はできないが
浸透までに時間がかかるということは確かに言えると思う。

ただ、私はアルゴリズムとコンピュータを信じているし好きで日々生きているので
それが流行り廃りがあれスタンスが変わることはないし
本質的に考えて人力で行っていたものやアナログなものが
デジタル化され合理的にコンピュータで処理されるようになる
ことは
自明だと思う。

参考文献:

[1]http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1808/27/news058.html

この記事をシェアする:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA