RPAって役立つの?AIエンジニアの視点から

各業界のAI活用

・最近RPAってよく聞くけど何ができるのかピンと来ない
・RPAとAIの違いって何?
という2つの点に対してAIのエンジニア目線からお答えしたい。

ー RPAの具体例:ネット作業自動化 ー

RPA = Robotic Process Automationであり
RPAは要するに業務の自動化・効率化であると私は捉えている。
RPAが何なのかよくわからなくなる原因として「業務自動化」という定義が
曖昧かつ膨大な範囲であることと
RPAと名付けてサービスを売りたい側のポジションによって
RPAの定義付けが微妙に異なるからではないかと思う。

本題に入るが、RPAツールの一つとされているselenium[1]を例にRPAの具体例を挙げていきたい。

とりあえず以下の動画を10秒くらい見ていただきたい。

“Seleniumの動作デモ” by Kazuya Hirumaさん[2]

「普通にネットしてるだけ」と思った人もいるだろうが
これは機械が自動的に操作
している。
ページを開いたりボタンをクリックしたりする。

seleniumツールはプログラマーがプログラムを書いて
WEBブラウザ(PCで使うネットを使う)の作業を自動化するものだ。

基本的には「この位置をクリックする」とか「このURLをクリックする」という命令をしているので
ページのデザインが変わるとエラーが出たりする。

具体的な業務での用途としては
経費管理サイトにCSVファイルから自動的に入力を行ったり
株価ウェブサイトから株価データを自動ダウンロード、だったり
自社について書かれている口コミページを一気に集めたい、という場合が想定できる。
(やり過ぎるとサイトのサーバーに負荷がかかり攻撃とみなされる場合もあるので注意)

seleniumはプログラマー用のソフトだが
おそらく非プログラマー向けにも位置やボタンを指定して
作業を自動化するソフトは多分あるのではないかと思う。

しかしここでもうひとつの疑問が生じるかもしれない。
これって前からあったよね?という疑問が。

ー RPAはビジネスチャンスなのか ー

RPAが今注目されている理由は人手不足だったり
欧米が近年、導入に積極的だったためそのトレンドが日本にも届いたという説がある。[3]

このうち自分がビジネス的に注目すべきは
「導入・認知されてきた」ということの重要性だと考える。
便利な商品やサービスがあっても営業がうまくないと広まらなかったり
自分としても新規サービスを作って「知ってもらう」ことの大変さを経験してきたつもりである。

自分と関わりのあるIT企業では
新しいツールやサービスが有効ならどんどん使っていこうといった
アーリーアダプター的であり
積極的に「知っていこう」という姿勢があった。

対して、ソフトウェアに興味の無い企業なら
事務作業などは手書きとエクセルを組み合わせて使う程度
という場合も多いのではないかと思う。
こうした企業ではお客はいるので経営は成り立っているが
実はもっと効率化できる、というケースは多くあるだろう。
このような会社では、新しいサービスを「知っていこう」という姿勢があまり無い場合や
またはIT企業ではないのでソフトには詳しくなく何がいいかわからないということがあり得るだろう。

ここにこそ、技術的に今までできたけど
認知・導入されていない=知られていないサービス、ソフトというギャップに
ビジネスチャンスがあると感じる。

この点では自分としてはRPAはただのブームではなく
今までできたのに為されてこなかった企業に良いこと、という意味で
効率化・自動化を推し進める実利のある流れになる可能性があると考えている。

ー RPAとAIの違いって何? ー

RPAは「業務の自動化・効率化」で
AIは「人工知能技術」だ

つまりRPAは業務自動化という定義であり、AIは技術を指す言葉である。

大きく分かれるところはRPAにAIを導入しているかいないか、ということである。
上の例ではAIを導入はしていない、単純なパターン業務である。
「このボタンをクリック」、「このページに行け」という命令に従って動く。

ではこれにAIを導入するとどんなことができるようになるか?
それはページの画像や文章から
自律的に内容を判断してアクションを決めることができる
ようになる。

例えば「自社について書かれている口コミページをダウンロードする」ケースを考える。
仮に「トヨタ」(自動車)のブランドイメージを探るために
口コミページをダウンロードしたいとしよう。

グーグルで「トヨタ」と検索すれば多くのページがヒットするだろう。
その後必要なのが
まず「口コミ」なのか「口コミ」ではないのかの判断
まず「トヨタ」(自動車)なのか「トヨタ」(別の人名など)のどちらかの判断である。
これは現状のAI技術でもデータを学習させれば
このような判断はある程度の精度で可能だと感じている。
つまり、AIをRPAに導入することでページの内容を判断しつつ
データをまとめることが可能になるのである。

また、ボタンや欲しいデータの位置が変わったり無くなった場合も
ケースによるが少なくともある程度は自動で検知できるレベルにAIは発達している。

このように自律的に判断して業務自動化を行うのが
次世代のAIを取り入れたRPAである。

10年、20年後にはオンラインとオフラインの書類データを組み合わせて
自動的に営業活動を行ったり、経理帳簿をつけて自動振り込みをしたり、経営判断をするAIソフトが登場するのではないかと
個人的には考えている。

(注)私はRPAの専門家ではないので定義などに関する誤りはご了承ください、またご指摘もウェルカムです。

ー まとめ ー

・RPAの具体例:ネット作業自動化

・RPAはビジネスチャンスなのか

・RPAとAIの違いって何?

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参考文献:

[1]https://www.seleniumhq.org/
[2]https://www.youtube.com/watch?v=-dZ2PLHwLI8
[3]https://www.tis.jp/branding/tisrpa/column/why/index.html

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