新規事業ビジネスはアメリカのベンチャーに学ぶべき

アメリカのビジネス

本記事はAIはじめITビジネスにおいてアメリカから学ぶことが多いという主張と
その根拠を示しており、AIビジネスだけでなく主にITビジネス全般に関わる解説がなされている。

ー アメリカのベンチャーは金額も企業数も日本に比べて約60倍のスケールがある ー

まずネット上の記事によると日本のベンチャー投資額が約1000億円であるのに対して
アメリカのベンチャー投資額は数兆円であることがわかる。[1][2]

一方、会社設立数に関しては年間で日本が約11万社であるのに対して
アメリカは約650万社なので60倍近い差がある。[3]
起業は社長一人の企業もあれば
大企業からスピンアウトしてはじめから100人近く社員がいるケースもあり
多種多様であるので
この比率をそのままベンチャー企業の起業数の比率に当てはめるのは少々乱暴ではあるが
一つの参考になる数値だと思う。
一言で表すなら、アメリカはベンチャーが“盛んである”と言える。

ー アメリカでは熾烈な競争が故に多様なビジネスが展開=日本にはまだないビジネスを参考にできる ー

一部の噂によると日本の某巨大通販サイトは創業者が
アメリカでネット通販が流行っているのを目の当たりにし
日本で未だネットでものを買うことが主流でない頃から
ビジネスとしての可能性を確信し成功したという逸話がある。

つまり、アメリカと日本では流行るビジネスにタイムラグがある可能性がある。
もちろん、ネットや格安航空会社などの発達で昔より情報の伝達は
スムースである可能性もあるが、アメリカで行われていたビジネスと似たビジネスが
時間差で日本において流行るということはまだまだ見受けられるように思う。

ー アメリカの多様なビジネスの具体例:契約書管理サービス ー

自分の会社でも創業直後の数カ月間において取り組んだ
「契約書の自動作成・分析サービス」は
アメリカで行われているビジネスモデルを参考にしたものだ。

2年くらい前からアメリカでは手作業で紙の分厚い契約書を
全部チェックしたり手直ししたりするという膨大な労力が要求される作業を
AIなどで自然言語処理を行い補助するwebサイトがぽつぽつと出始めてきた。

今ではそれらの契約書分析サービスを提供する企業のソフトが
フォルクスワーゲンなどをはじめとする
大企業に導入されつつあるらしく、周辺環境から類推するに
売上も数億円程度くらいには到達し始めている様子だ。

日本では「契約書を管理し分析まで行う」というサービスは
自分の調べた限りほぼ皆無であったが
アメリカではこの契約書サービスに本格的に取り組む会社が少なくとも8社くらいは存在していた。

資金も豊富だがライバルも多いのがアメリカ。
故に他の企業と少しでも違うことをしないと
優位に立てないため上記のような多様なビジネスが生まれるにも納得がいく。

ー アメリカでも日本でもビジネスの難しさは変わらないと考えている ー

日本において資金を集めるのが困難な先進的すぎるビジネスでも
アメリカでは投資が受けられる可能性があるかもしれない。
また、日本はベンチャーがやりにくい環境であると嘆くこともよく聞く。
本当にビジネス環境を比較するためには
日米両方でベンチャー設立を体験した人間でなければわからないこともあるかもしれない。

しかし、自分の意見はあくまでアメリカ側のことは想像を含んだ内容になるが
実際に起業して感じたことは新規事業なんて誰がどこでやったところで難しい
道なき道を行くものであるということだ。
昨日まで誰も使ったことのないソフトや商品を
誰かにお金を出して使ってもらうのだから楽ではないことは想像できる。
だからこそ使ってもらえたときの感動や喜びは格別であり
大きなリターンが得られる可能性があるとも言えると思う。

具体的に自分が起業をして困難である、と感じている点は
「会社の強みをどうやって維持するか?」「人材」「資本政策」などである。
これらの課題は周辺環境が多少とも楽になったところで
根本的な原理は変わらないような事柄だ。
会社としてはこれらの点にトライエラーを繰り返しながら
基本的にビジネスそのものや困難を楽しむ気持ちで臨みたい。

ー まとめ ー

・アメリカのベンチャーは金額も企業数も日本に比べて約60倍のスケールがある

・アメリカでは熾烈な競争が故に多様なビジネスが展開=日本にはまだないビジネスを参考にできる

・アメリカの多様なビジネスの具体例:契約書管理サービス

・アメリカでも日本でもビジネスの難しさに変わりはないと感じる

記事に関してのご意見やデータ分析に関する問い合わせがある方は
お気軽にCONTACTページからご連絡ください。

参考文献:

[1]フィールドマネージメント・キャピタル

[2]「米のベンチャー投資額は日本の42倍」WiL伊佐山元氏が語る、数字で見る日米スタートアップの違い

[3]日本の会社設立件数について【起業サプリジャーナル】

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