優秀なAI/ITエンジニア・システム開発企業(SIer含む)の見分け方 前半

優秀なエンジニアの見分け方

自社で良いアイディア・ビジネスプランが思い浮かんだが
社内にエンジニアがいない、知り合いでも良い技術開発企業を知らないという場合に
どのように優秀なエンジニアを採用したり
依頼すべきシステム開発企業(SIer含む)を選ぶべきだろうか?
エンジニアである筆者が数百人のAI分野を含むエンジニアに出会ってきた中で得た
優秀なエンジニアの見分け方のコツを紹介する。

ー エンジニアの過去の成果物、開発物を確認することが重要 ー

いくらセールストーク・営業がうまい会社であっても
成果物をごまかすことはできない。
実際にそのエンジニアや企業が過去に開発した成果物を見ることは
一番の確かな技術力を実感する方法であると思う。
その際に重要なのは見た目のデザインだけに騙されずに
機能面もしっかり確認することだ。
秀逸なプロダクトはやはりデザインもそれ相応のレベルを持っていることが多いが
かと言って、デザインが素晴らしくても機能面・技術面の質が高いとは限らないはずである。

また、成果物や実績を確認するときに数字の根拠があればなお良い。
「国際学会コンテストで1位になりました」
「同業他社比で20%高精度です」
などの根拠は算定方法にごまかしがないという前提だが
やはり技術的努力無くして簡単に達成できるものではない。

ここで一つ注意点として、優秀な技術を持つ企業でも
契約上、成果物自体を見せられないという企業はあり得るので
あくまで開発物を見られる場合の方が確かな根拠になる
という程度の認識を持つべきかもしれない。

ー エンジニアは技術力だけでなくビジネス課題解決力も重要 ー

ITエンジニアの技術力と言えば
プログラミングスキル、技術的知識の豊富さ、数学的能力…などがあると思うが
エンジニア(外部システム開発企業を含む)が
いかに自分のビジネスに貢献してくれるかについては
以下の式が成り立つのではないかと思う。
エンジニアのビジネス貢献度 = 技術力 x ビジネス課題解決力
一番ありがちな注意すべきエンジニアの例として技術の細かい部分に走りすぎて
例えば0.1%の精度を上げるためだけに多くの時間を費やしてしまうパターンが挙げられる。
エンジニアにとって最新技術は追いかけていて面白いし
自分は時代遅れではないという自負にも繋がる。
しかしビジネス的に他にやるべきことがあるのに
自分の技術的興味だけを優先してしまっては出るべきビジネス成果も出せないであろう。

どの程度、ビジネス成果が出ているか・出せそうかについては開発の進捗をその都度確認するしかない。
では仕事を依頼する前に
素質としてエンジニアや企業がビジネス課題解決力をどれほど持っているのか?
これを確かめるには
「○○というケースの場合、どうやって解決しますか?」
という具体的な質問をすることをオススメする。
さらに、このとき自分の困っている課題について聞いて
解決策を打ち合わせ段階で聞くことができれば儲けものである。

上記の内容についてひとつ注意点がある。
ではビジネスのことだけを考えて、エンジニアやシステム開発企業には
依頼者である自分の思う通りのことだけを思う通りの方法でやらせることがベストなのであろうか。
そのやり方の場合、エンジニアや企業は去っていく場合も多いと思う。
そもそも筆者の主観も含まれるかもしれないが
自分を含め出会ってきた人を見てきた中ではエンジニアという人種は
「技術を楽しみたい」「自分の考え方・アイディアを実現したい」といったことに高い優先度を持っている場合が多い
つまりいくらビジネスに必要で比較的報酬が高くても
技術的に全く興味がない上でやり方にも全く自由がない場合は
仕事として行うモチベーションは当然下がってしまうということだ。
かといってビジネス成果も出すことが依頼側の目的であるので
この点に関しては仕事を依頼する側のバランス感覚が必要である。

ー AI分野では特にビジネス課題解決力を重視すべき ー

AIなどの分野(人工知能)では
特に、このビジネス課題解決力でビジネス成果に大きな差が出る
なぜならば、webシステム開発などの場合は
技術がわからなくても「こういうものを作って欲しい」(≒要件定義)と依頼することはまだ可能である。
成果物のイメージがしやすいからである。
しかし、AIなどの場合は「何を作るべきか?」(≒要件定義)のゴールを
AIの各分野の技術に照らし合わせてどこが一番成果が出るか?を判断することは
AI(≒機械学習)のエンジニアに委ねられる部分が大きいため
そのエンジニアのビジネス解決力が成果の大きさにかなり寄与するのである。

ー まとめ ー

・エンジニアの過去の成果物、開発物を確認することが重要

・エンジニアは技術力だけでなくビジネス課題解決力も重要

・AI分野では特にビジネス課題解決力を重視すべき

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